マンピン


今日のお菓子は「マン・ピン」。

「マン」とは芋のことで、「ピン」とは焼くという意味がある。

タイのお菓子の中で、私の一番好きなお菓子だ。


サツマイモにココナッツと砂糖等を混ぜ、程よい硬さにし、四角くして鉄板で焼いたお菓子。

甘さが控えめで、サツマイモが程よくつぶされていて、お腹がすいていれば何個でも食べられる。

8個で10バーツ(約30円)。

ずいぶん前に近所のおばあさんが私におすそ分けをしてくれて、それ以来好きになった。



ほとんどの場合、街角で屋台風に売っているのだが、それ以来、このマンピンが食べたくて、どこで売っているのか、町の中を主人と探したものだ。

お店によってもちろん味が違う。
丁寧につぶしすぎていて、妙に柔らかかったり、甘すぎたりと様々だ。



実はこのお菓子には、今でもはっきりと覚えている嫌な思い出がある。


自分の好みの味のお店を見つけ、その付近を通るたびに20バーツ分を買うことが多かった。

だが、ある日、透明な袋に入った買ってきたばかりのマンピン20バーツ分を見て、私はふと考えた。

(これは本当に16個入っているのか?)


なぜなら、私はマンピンを買う時、
「20バーツ分ください。」
と言って買うのだが、その後のおばさんの行動がとても早く、ちょっとめちゃくちゃだからだ。

鉄板の上にある焼きたてのマンピンをトングで袋に入れるのだが、それがとても早く、時には1個だけだったり、2個一緒に入れたり、ひどいときは3個無理やりつかんで入れていた。

なので、本当に16個数えているのか怪しいものだと思った。

そして、その勘は的中した。
14個しか入っていなかったのだ。



今度はおばさんが袋に入れる時、一緒に数えるぞ!と心に決め、いつもと同じように20バーツ分買いに行った。


おばさんがいつものように、すごい勢いでマンピンを掴んで袋に入れる。 
私は見落とさないように必死で手元を見る。

心の中で数える。

(2、3、5、6、8、、、、14!!)

おばさんは袋を閉めた。

そして更に手提げのプラスチックの袋に入れようとした。


私はちょっとドキドキしながら言った。

「14個しか入ってなけど。」

おばさんは、一瞬ギョッとしたが、私をキッとにらみつけ、更にびっくりすることを口走った。

「何を数えてるんだか!」


そう、セコイことをして数をごまかしたおばさんは自分が悪いのではなく、数を数えていた私が悪いように言い放った。

それ以来、私はそのお店ではマンピンは買わなくなった。
おいしかったのでとても残念だが。


でも、おばさんは私にだけでなく、ほとんど全てのお客さんにそうしていたのだろう。

毎日移動して売っているわけでもないのに、どうしてそんな信用を失うようなことが出来るのか、その当時は不思議でならなかった。

だが、タイ人の「今のことしか考えない性質」を少し理解してきた今なら、その浅はかさが分かる気がする。



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靴下とお米

昨日のおじさん

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名前: - [Edit] 2007-01-14 14:53

鍵コメさんへ。

そうなんですよね、「郷に入れば、郷に従え」なんですけど、
今では自分がそうなってしまうことの方が逆に怖かったりします。

ここに住んでいる以上、
「あまり細かいことは考えない」
「考えて悩んでも解決できないことはある」
ということを常に頭において生活しています。(苦笑)

マンピンは日本でも作れるお手軽なお菓子だと思いますので、一度お子さんにいかがですか?

 
追伸:ウサコも幸せだと思います。

名前: み~。 [Edit] 2007-01-14 19:22

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