rebirth & peace


この時期、私はいつもダイアンのことを思い出す。

彼女との出会いは1999年にさかのぼる。
その頃私と主人は、まだチェンライに移り住んできたばかりで、本当に小さなお店を市内で経営していた。

そこへダイアンとマイクがやってきた。
観光でチェンライを2日間訪れ、ナイトバザールへ寄った後に、私たちのお店にも立ち寄った。

その時のことを今でもよく覚えている。

彼女とマイクはいかにもニューヨークから来た初老のカップルで、その当時、何の変哲もない、どちらかと言えば質素な私たちのお店をとても気に入ってくれて、2夜連続で遊びに来てくれた。

おしゃれなダイアンと無口なマイクは夫婦ではなく、人生のパートナーだと言った。

その時、ダイアンは4人で写真を撮ろうと近くのホテルまでポラロイドカメラを取りに帰った。
撮った2枚の写真のうち、1枚を私たちにくれた。

彼女は私の靴をみて
「あなたの靴、素敵ね。」と言った。 印象的だった。

それが1999年の12月のことだ。


それから2、3度カードのやり取りが続いたかと思う。

よくあることで、どちらからということもなく音信普通になった。


そして2004年12月、彼女から突然メールが来た。

「1999年にチェンライで会ったダイアンより、、、」というタイトルで。


彼女は覚えているかどうかは分からないけど、、、と切り出していた。

そしてそのメールで衝撃的な事実を知ることになる。

マイクが突然死をした、、、と。

「He was a love of my life.」
彼女の言葉、一つ一つがとても重く感じられた。

立ち直ることが出来ず、家にこもりっきりになっているときに、数年前にタイから届いたあなたたちのカードを見て元気が出た、、、と。


その時、私には彼女のいかにもニューヨーカーらしい活発な女性の姿は既に想像できなくなっていた。


そして去年のクリスマス前、上の写真の水彩画が届いた。
タイトルは「Rebirth & Peace」
今の彼女の心境をとても映した素晴らしい水彩画だと思った。

見る角度により「Rebirth」と「Peace」の2面を楽しめるようになっている。
rebirth & peace2



「公園のフリーマーケットで見つけて、すぐにあなたたちに送りたいと思ったの」
とメモが記されてあった。


そのときに一緒に届いた彼女の愛猫「タンザニア」の写真。

tanzania


今はニューヨークと実家を行き来し、父親の面倒を見ている、、と記されていた。

去年、このクリスマスカードと絵が届いてから私は慌ててダイアンにカードを送った。
少し申し訳ないという気持ちがありながらも、ブルーレースアゲートで作ったブレスレットも一緒に。

石の意味は「心を癒す」そう記して、彼女が元気になることを祈った。


それからしばらくして、また彼女の悲しいメールが届く。

今度はお父さんが亡くなったと。

彼女は気持ちの整理が出来るまで今年中かかりそうだけど、2007年は必ずチェンライに会いに行くと言った。



私は決めていた。

今年はダイアンよりも先にカードを送ろうと。

心を込めて作った、「今の彼女」に似合いそうなピアスとネックレスを添えて。


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すごい名前の花

ココナッツ

comment iconコメント ( -2 )

み~さん
ココロに響くいいお話・・
大切にしまってあったと思うのに
こうして話してくださってありがとう。
ダイアンさんは
大切な人を失くされた時・・
み~さんを思い出してくださったこと・・嬉しいですね。
この絵は右から見ると平和の鳩なんですね・・
素敵な手作りのアクセサリーで
きっと癒されてくださるでしょう。
そう・・いつもより早めのクリスマスカード・・
ナイスな考えと思います^^。

名前: mogyo [Edit] 2006-12-11 21:54

こんにちは

mogyo さん、こんにちは♪

ダイアンは、とても悲しい現実から、少しでも離れるために、全く違ったアジアに想いをはせたんじゃないかと思います。

自分の小さな努力と、少しの勇気で、誰かをほんの少しだけでも幸せにできれば嬉しいですよね♪

名前: み~。 [Edit] 2006-12-12 08:11

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