私の住む集合住宅は国際的で、40世帯ほどある中にフランス人、アメリカ人、韓国人、日本人といろいろな国の人が住んでいる。

「チェンライに住む外国人は一癖ある(自分たちを含め)」、と以前友人が言ったが、まさにそう思わせる出来事があった。
いつものように家の中でコツコツとアクセサリーを製作しているとき、外でスタッフが誰かと話をしているのが聞こえた。

「奥さん、ジィープン(日本人)?」「オクサン、ジィープン??」その人は何回も繰り返している。

外を見ると、あのおじいさんだった。

実はこのおじいさんには若いタイ人の奥さんがいるのだが、約1ヶ月ぐらい前にここに引っ越して来たのは知っていた。

家の前を散歩しているのをよく見かけた。

が、しかしどう考えても「こんにちは!」と声をかけたくなるような人相ではなかった。

白いランニングシャツに短パン姿で夕方、私たちの家の前を行ったり来たり、門の前でとまって怪訝そうに中を覗く。
また行ったり来たり、そして覗く。 これを何度も何日も繰り返していたおじいさんだった。 

このおじいさん、神経質なのか、近所のタイ人とも毎日のように喧嘩。テレビの音がうるさいだの、犬が邪魔だの、理由は些細なことばかりだが外で大声で、しかも日本語で怒り散らすものだから、周りからは白い目で見られがちだった。


そして、今日このおじいさんはついに!我が家の閉まっていた門を開け、庭に入ってきた。 断りも、挨拶もなく。

そして、外にいたスタッフを見つけ、
「奥さん、ジィープン?」の連発。


私は心の中でやばいなぁ~!と思いながらも家の中でじっと息を潜めた。

ついにそのおじいさんが、また断りもなく部屋の中へ入ってきた!
「良かったらどうぞ」と言った覚えもない。
あ、厳密にはおじいさんは部屋の扉を開けるとき、
「失礼。」と言ったかも。

ただただ、呆然とする私。
じぃ~っとおじいさんを見つめる。

おじいさんは部屋の中をウロウロしながら
「いやぁ~、さすが、日本人はいい暮らししてるねぇ~。」と皮肉っぽく言った。

二階へ上がる階段を見つけ、近寄るおじいさん。
「二階には何部屋あるの?」ぐいっと身を乗り出して今にも二階へ上がっていきそうな勢いだった。

慌てた私は「ちょっとそこは、、、」とおじいさんを止めようとした。

それに気づいたおじいさんは、おぉ、こりゃまた失礼、とも言わんばかりに長々と自己紹介を始めた。
「私はね、チェンライに来てまだ3ヶ月目なんだよね、でもね、チェンマイには10年ばかり、メーサイには3年ほど住んでてね、チェンライは住みやすくていいところだね、(この後、意味のない自慢話が続いた)、、、」

呆れた私はきっとぽかぁ~んと口を開けてその長い自己紹介を聞いていたと思う。

おじいさんはまた
「じゃ、失礼。」と言って部屋を出て行った。
この間、私が発した言葉は「ちょっとそこは、、、」の一言。


このおじいさんは日本人の友達が欲しかったのかもしれない。
でもそれをこのおじいさん流にやってしまったのかもしれない。

だけど、こんなんじゃ誰も友達になりたくないです、おじいさん。


良かったら応援クリックお願いします。



スポンサーサイト

マフラーが取れた!

きゅうちゃん、お気に入りの場所

comment iconコメント ( -0 )

コメントの投稿






trackback iconトラックバック ( -0 )

Trackback URL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。