チェンマイ1


先週土曜日、主人の政治仲間と一緒に、チェンマイのサンガンぺーンに行ってきた。

その日は、ソンティ・リムトンクン氏が率いる反政府団体に抗議するための集会がサンガンぺーンであったからだ。


※以下、タイ政府に関する私と主人の個人的意見を記載しています。
  私たちは完全に「反ソンティ・リムトンクン氏」ですので、気分を害すると
  思われる方は読まないでください。
日本ではニュースにはなっていないかもしれないが、タイは今、めちゃくちゃだ。

私はタイ政治に詳しいわけでもないし、興味があるわけでもない。
だけど、主人がこれだけ力を入れていると、知りたくなくても自然と情報は入ってくる。

現在、ソンティ氏はバンコクで現在政府を追い出すべく、座り込みのデモを1ヶ月以上続けている。
それに賛同し、デモに参加している市民は、約3万人から4万人になると言う。
すごい数だ。


だけど、もちろんそのデモに反対する人もいる。
そんな人たちが集まったのが、このチェンマイでの集会だ。



ソンティ氏の経歴を簡単に説明すると、、、

ソンティ氏は、大手経済紙「プージャッカーン(経営者)」の創業者だ。
新聞から携帯電話、通信衛星と、元首相のタクシン氏とよく似た事業展開を図ったが、97年の経済危機で経営破綻。

2001年の総選挙前にはグループを挙げて古くからの友人であるタクシン氏を支持した。
タクシン政権発足後、破綻した事業に関する多額の債権を国営銀行が放棄するなどの、便宜を受けた。

2005年後半から、タクシンの援助がなくなったソンティ氏は、国営テレビ局のトークショーで激しいタクシン氏批判を始めた。 
だが番組はすぐに打ち切られる。

ソンティ氏はバンコクの野外トークショーとして批判を継続、最終的には数万人単位の街頭デモを動員するようになった。

そして、タクシン氏の後、就任した首相やその他のガバナーをも、「タクシンの弟子集団である」として、再度追放デモを開始。

現在に至る。



私はあくまでも反ソンティ氏なので、このような説明になるのかもしれないが、だけどやはりソンティ氏はよろしくないと思う。




ソンティ氏は過去3年の間に有罪判決を3回受けた。
3回とも名誉棄損。 簡単に言うと「嘘」を全国民についたことになる。
しかも3回も。


3回合計して懲役6年。
現在全ての判決に控訴し、保釈金を払い、活動を続けている。


要するに、もしこのデモをやめ、現政府が継続することになると、彼は6年間刑務所で過ごすことになる。

だが、このデモが長引き、市民の賛同を得て、現政府を退陣させれば、自分はもしかしたらフリーになれるかもしれない。

彼にとっては人生をかけたデモなのだ。

なぜ、そんな人がリーダーとなり、なぜ多くのタイ人がそれを支持するのか?
本当に疑問だ。

反ソンティ氏として活動をする多くの人が、ソンティ氏の現在に至るまでのタクシン氏との関係や、彼の裁判に関する有罪判決のことなど、奥深くまで知っている市民が少なく、テレビパフォーマンスのうまいソンティ氏に市民がやられてしまっているのだと言った。

そう言えばそうだ。 
ソンティ氏の悪行はテレビでは絶対に報道されない。

反ソンティ氏の人の中にはパパロッチ的存在の人がいて、常にカメラを構え悪行を撮りつづけている。
インターネット上ではもう既に有名な話だが、それを一般のおじさんやおばさんがどうやって知ることが出来るのだろうか?
一体タイ国民の何パーセントの人が家にPCがあり、ネットをするのだろうか?


だから市民は知らない。

悪循環だ。





だけど、それを許せないと思う人もいる。

ソンティ氏の変なカリスマ性と、マイクパフォーマンスにやられた多くの国民に対し、「それは違っている、民主主義の原点に戻ろう!」と努力している人たちもたくさんいる。


チェンマイ2

まだ明るく人が少ない。


チェンマイ3

彼女はウィアング・パパオと言う市から2時間かけてチェンマイまで毎週やってきている。
そして車で約1時間半のチェンライにも毎週やってくる。

誰からの援助があるわけでもなく、全て自費で、一人で車を運転して、その土地の市民に民主主義を訴えかける。

小さなお菓子やさんをしていて、小さい娘さんが一人いる。



主人もチェンライからやって来たグループとしてステージ上で演説。


チェンマイはチェンライと違い、多くの人が今起こっているタイの現状に関心を持っていて、立ち止まって聞いたり、時には声援を送っていた。





私は特に主人の活動をサポートはしないが、否定もしない。

主人や上の写真の女性、この集会を主催したグループ、聞くために集まった人はただただ「民主主義」を望むだけ。
クーデター時に軍隊が新しく作った、自分たちにだけ都合よくできた憲法などいらない、それだけ。



主人は言う。

「清潔でいろいろなモノが手に入る、繁盛していた市場の真ん中で、一人の人が洗濯を始めたんだよ。  水は汚れて、地面は汚くなったけど、市場の人たちは、「ここは私たちの場所だから、こんなバカなことをする人はすぐに出て行くよ。」って放って置いたんだ。 でも、その人は何日過ぎても洗濯をやめない。  溜まった水は腐ってきて臭く、汚くなってくる。  しかも今度はそれが2人にも3人にも増えてきたんだ。 だからもう放っておけないんだよ。 ここは自分たちの土地だって主張する権利が、僕たち一人一人にあるんだよ。」





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エミリーがやって来た。

コバルトブルーのギンガー!

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名前: - [Edit] 2008-07-09 11:38

◆鍵コメさんへ◆
私の偏った意見なのですが、それでもどうしてこんな人を信用できるのか?と本当にもどかしくなる時があります。
もちろん、タクシン氏やその後続いた派閥が100%正しいとは言いませんが、少なくとも彼が首相をしていた時期にはタイが抱える借金をなくし、景気も良く、貧困層とされる多くの人々がその恩恵を受けていたのは事実です。
そして何よりも、市民により総選挙で選ばれた人たちなのです。

昨日、軍隊の幹部がソンティ氏の団体を支援すると演説しました。 
大手ビールメーカーやその他の大手企業もソンティ氏を支援しています。 
恐らく私たちの活動も、その勢いに負け消えていくのでしょう。
この先、タイがどのように進んでいくのか、全く分からない状態です。
ご丁寧な、心のこもったコメント、ありがとうございました。

名前: み~。 [Edit] 2008-07-10 15:56

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