タイ、チェンライはとても田舎で、日本人の間ではあまりメジャーな観光地ではないかもしれないが、それでも毎日海外からの観光客がたくさんやって来る。
私は海外に住む日本人として、日本人観光客が来店すると、出来る限り自分で対応するようにしている。

私が日本人だとしると、たいていの人が温かい言葉をかけてくださったり、楽しく会話してくださったり、またはチェンライの情報を聞きにきてくださったりする。
日本人観光客は、他の国の観光客と比べ、明らかに礼儀正しく、優しい。

そんな中、今夜のお客さんはものすごかった。

私の母親ぐらいの年齢だろうか、2人の女性がお店に入ってきた。

「わぁ~!かわいい~!」
食い入るようにして商品を見ている。 その言葉使いで明らかに一人は関西人だと分かった。

私もすかさず2人に声をかける。
2人は日本人のお店だと知ってとてもびっくりした様子だったが、言葉が通じることにとても喜んでいた。
「あなたも関西? どこの出身? わぁ~、同じやな~。 私の娘がな、今バンコクに住んでて会いに来たんやけど、その延長で旅行がてら友達と一緒にチェンライまで遊びに来てん!」
「すごいな~! 頑張ってんねんな~! あ~、日本語で買い物できてうれしい~!」

この女性が機関銃のようにしゃべっている間も、友達の方はニコニコと会話を聞きながら、商品を選んでいた。

「後で一緒に記念写真撮ろな! バンコクの娘にも言っとくわ!」
そう言って彼女も商品を選び出した。

数本のネックレスを選び終わった関西人のお母さんはカメラを取り出し、お会計を済ませようと私に渡した。
私もタイの当然の儀式(?)として、値引きをした。
「わぁ~! 安くしてくれるン? ありがとう~!」

そして、もう一人のお母さんも娘用にと少し値の張るネックレスを1本買ってくれた。
そして値引きした。

上機嫌でカメラを構え、その様子を見ていたお母さんが
「ちょっと待ってぇ~! 何で○○ちゃんが500B引きで、私は300Bだけなん?! 」
と突っ込みを入れてきた。

私は割引率は同じだけど、合計金額が違うので、この価格だとこれだけ引くことになる、と計算機で説明した。
その様子を無口なお母さんは笑って見ていた。

それでもこの関西のお母さんはやめなかった。
「そんなんおかしいわ~! 私の方が本数多く買ったのに~! ずるいわぁ~!」
とまるでだだっ子のように続ける。

それを見かねた友達のお母さんが私を助けようとしてくれる。
「まぁまぁ、○○ちゃんはそんなケチなこと言う人じゃないでしょ?」

「何か感じ悪いわぁ~! おかしいやん、そんなん!」
まだ続ける。

「今日の夕食私がご馳走するから、ね!」
と彼女の手を引いて、もう一押ししてくれる。

私に出来たのは苦笑いと「ありがとうございましたぁ~、、、」と言うことのみ。

そして、その関西のお母さんは
「もう、二度とこんな店に来いひんから! 娘にも来るなって言っとくわ! あ~!感じ悪!」
と捨て台詞を残してお店を後にした。

私の約2倍生きてきた人の態度とは思えなかった。
誰に言えるわけでもなく、ブルーになった1日だった。


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名前: - [Edit] 2006-08-22 19:42

久しぶりに、一人で声に出して笑った。
文才もあるねんな~本にまとめて出版すれば。

名前: miho [Edit] 2006-08-29 16:59

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